断酒してもうすぐ約300日達成。。
昨年の12月27日から断酒してもうすぐ約10ヶ月が達成します。。
正直、つい先日まで、飲酒欲求との戦いが続いていましたが、ここ最近、あの突き上げてくるような飲酒欲求が弱まってきた印象です。
このブログでは、「300日断酒」の道のりについて簡単ですが、共有できればと思います。。
以前から定期的な断酒はしていた。
今回の本格的な断酒の前から、定期的に断酒はしていました。
例えば、自宅では飲まない、休肝日を5日〜7日程度あけるなどです。
正直、今回の断酒もそれほど苦しくはないだろうと思っていましたが、
3ヶ月を過ぎたあたりから強烈な飲酒欲求(あとで触れますが「壁期」が最も辛い)と、ドーパミンが不足することによる精神的な強い落ち込みを経験しました。
その経験を通して、「酒 = ドラック」で、「自分はアル中」だと再確認しました。。
断酒1年間を5段階に分解。
断酒1年間は、大まかに5つのターム(期間)になっているそうです。
0〜14日:緊張期
15日〜90日:ハネムーン期
91日〜180日:壁期
181日〜270日:適応期
271日〜365日:解決期
現在は、「解決期」に入りますが、僕の場合は、270日を超えても、飲酒欲求との戦いが続いていた感じでした。290日ぐらいたって要約、少し落ち着いてきた印象です。
「緊張期」からの「ハネムーン期」は、まさに天国。。
最初の10日〜14日(約2周間)までは「緊張期」で、最もきつい断酒の禁断症状が現れます。
僕の場合は、それほど強い禁断症状はなかったのですが、かなり強い飲酒欲求が、断酒開始から20日ぐらいまで続きました。
その後は、まさに「ハネムーン」期で、まったくと言って良いほど、飲酒欲求が襲ってきません。
むしろ、飲酒によって壊れていた睡眠や、健康を取り戻し、逆になぜ、今まで酒を飲んでいたんだろうと、振り返る日々でした。
健康面では、髪の毛のハリが増え、肌荒れの減少や、顔のむくみや目の下のくまがなくなること、精力(毎朝の勃起がすごい)が回復します。目に見えて、自分の身体が修復されていくのがわかります。
突然、訪れる地獄の「壁期」。。
しかしそんな「ハネムーン期」も、約3ヶ月ぐらいで終わります。
確か、中田敦彦氏も、断酒するみたいなことを動画で語っていましたが、確か5ヶ月ぐらいで再飲酒したらしいです。まさに、これが「壁期」によるスリップ(断酒挫折による再飲酒)だと思います。
この時期がもっともよく挫折する時期で、私も本当に、よくわかります。。。
まず、ハネムーン期では、感じなかった強烈な再飲酒の衝動が突き上げてきます。6ヶ月もやめたのだから、もういいだろうという内側の声が日に日に大きくなります。
加えて、酒により日々、ドーパミン漬けになっていた脳みそが、ドーパミン不足で悲鳴をあげはじめます。このころあたりから、酒に変わって「甘いもの」(砂糖もドーパミン発生装置)がやたら欲しくなります。
後述しますが、日々強いドーパミンに脳が恒常的にさらされていると、ドーパミン受容体が不足し、ちょっとしたこと(通常ドーパミンは、コツコツと成し遂げた達成感などで発生する)では、ドーパミン受容体と結合しません。
ドーパミンは、ドーパミンとドーパミン受容体の結合で快楽(やる気など)を感じるのですが、ドーパミン受容体が不足すると、ドーパミン自体の量り増やさないと、快楽を感じにくくなります。そのため、さらなる強い刺激を求めます。ただその強い刺激も、すぐに耐性ができるので、さらなる上の強い刺激でドーパミンを活性化させ、少なくなった受容体と結合させようとして、快楽のさらなる上へと、どんどん悪循環となっていきます。。
アルコールを断つと、それまでのドーパミンの量が一気に減り、加えて、ドーパミン受容体も減少(アルコールやタバコ、麻薬、ギャンブルなどの短期間でドーパミン誘発するもの恒常的に取り入れると、最終的にドーパミン受容体は不足する)しているので、精神的には恐らく「うつ状態」(無気力、ネガティブ、身体がだるい、やる気の欠乏)と同じ症状だと思います。多くの場合、このきつい精神状態から脱したくて再飲酒してしまうと思うのですが、私はこのことを予習していたので、このタイミングで新しいこと(趣味やビジネスなど)に挑戦することにしました。
その一つがバイクです。
こういった別の楽しいことや、新しい挑戦を通して別の角度からドーパミンを出し、それと断酒をセットで行わないと、ドーパミン欠乏期(「壁期」)を乗り越えるのは難しいように思います。断酒継続のポイントは、いかにこの「壁期」を戦略的に乗り越えていけるかだと個人的に思います。
「適応期」も続く、飲酒欲求
200日をすぎれば、「壁期」は超えるみたいなことを言う断酒系YouTuberや、ブロクなども散見するのですが、200日を超えてからも飲酒欲求が下火になる気配はありませんでした。。
朝起きると突然、酒を飲みたくなるので、本当に異常です。。精神的にもずっと、低空飛行のような状態です。
ただ、それも300日近くなると、飲酒欲求は時々、訪れるものの、突き上げる欲求の勢いが鈍くなります。
壁期は、まさに、鋭角なナイフで飲酒欲求を突き上げてきますが、適応期も終盤になると、スプーンぐらいの感じです。。
ドーパミンの欲求から離れてみる。
今回の断酒で、改めてわかったことは、自分は「ドーパミンの奴隷」だったということです。
要するに、自分の思考や、理性、趣向ではなく、脳内物質のドーパミンに人生が支配されていたということをよく理解できました(情けない。)。
アルコールを飲むと、ドーパミンが大量に発生します。しかし本当に、ほしいのは、アルコールではなく、このドーパミンです。
甘いものや、ポルノ、SNS、タバコ、ギャンブルからでも短絡的なドーパミンは発生するのですが、アルコールの場合、他とは別で、制限が効かなくなります。甘いものを食べ続けることはできませんが、お酒は3時間も4時間も飲み続ける事ができます。たとえ前日、飲み続けても、日がくれるとまた飲みたくなるのがアルコールの特徴です。そのため、アルコールは他のものとは比べられないぐらい、強烈なドーパミンを恒常的に発生していることになります。
短期間で大量のドーパミンは、脳の回路を破壊するだけでなく、すぐに耐性ができるため、まるでネズミの回し車のように、
終わりのない、もっと強いドーパミンを探し、最後には、自分で、脳も身体も破壊して終わるように思います。。
もっと、もっと、もっと上の快楽を血眼になりながら探しているような内面が当たり前となり、精神が消耗していきます。
現代人の多くは、私も含めて「幸福=快楽(強いドーパミン)」となっているように思います。。
しかし、「快楽(強いドーパミン)の行き着く果は、一生休まることのない「魂」のように思います。
短絡的に発生させるドーパミン徹底的に、距離を置くことが、精神衛生上最も良い戦略だと強く思わされました。
書評/論評
断酒もうすぐ約300日達成!ドーパミン・デトックスで日常が低燃費化する幸福感!
更新日:
断酒してもうすぐ約300日達成。。
昨年の12月27日から断酒してもうすぐ約10ヶ月が達成します。。
正直、つい先日まで、飲酒欲求との戦いが続いていましたが、ここ最近、あの突き上げてくるような飲酒欲求が弱まってきた印象です。
このブログでは、「300日断酒」の道のりについて簡単ですが、共有できればと思います。。
以前から定期的な断酒はしていた。
今回の本格的な断酒の前から、定期的に断酒はしていました。
例えば、自宅では飲まない、休肝日を5日〜7日程度あけるなどです。
正直、今回の断酒もそれほど苦しくはないだろうと思っていましたが、
3ヶ月を過ぎたあたりから強烈な飲酒欲求(あとで触れますが「壁期」が最も辛い)と、ドーパミンが不足することによる精神的な強い落ち込みを経験しました。
その経験を通して、「酒 = ドラック」で、「自分はアル中」だと再確認しました。。
断酒1年間を5段階に分解。
断酒1年間は、大まかに5つのターム(期間)になっているそうです。
0〜14日:緊張期
15日〜90日:ハネムーン期
91日〜180日:壁期
181日〜270日:適応期
271日〜365日:解決期
現在は、「解決期」に入りますが、僕の場合は、270日を超えても、飲酒欲求との戦いが続いていた感じでした。290日ぐらいたって要約、少し落ち着いてきた印象です。
「緊張期」からの「ハネムーン期」は、まさに天国。。
最初の10日〜14日(約2周間)までは「緊張期」で、最もきつい断酒の禁断症状が現れます。
僕の場合は、それほど強い禁断症状はなかったのですが、かなり強い飲酒欲求が、断酒開始から20日ぐらいまで続きました。
その後は、まさに「ハネムーン」期で、まったくと言って良いほど、飲酒欲求が襲ってきません。
むしろ、飲酒によって壊れていた睡眠や、健康を取り戻し、逆になぜ、今まで酒を飲んでいたんだろうと、振り返る日々でした。
健康面では、髪の毛のハリが増え、肌荒れの減少や、顔のむくみや目の下のくまがなくなること、精力(毎朝の勃起がすごい)が回復します。目に見えて、自分の身体が修復されていくのがわかります。
突然、訪れる地獄の「壁期」。。
しかしそんな「ハネムーン期」も、約3ヶ月ぐらいで終わります。
確か、中田敦彦氏も、断酒するみたいなことを動画で語っていましたが、確か5ヶ月ぐらいで再飲酒したらしいです。まさに、これが「壁期」によるスリップ(断酒挫折による再飲酒)だと思います。
この時期がもっともよく挫折する時期で、私も本当に、よくわかります。。。
まず、ハネムーン期では、感じなかった強烈な再飲酒の衝動が突き上げてきます。6ヶ月もやめたのだから、もういいだろうという内側の声が日に日に大きくなります。
加えて、酒により日々、ドーパミン漬けになっていた脳みそが、ドーパミン不足で悲鳴をあげはじめます。このころあたりから、酒に変わって「甘いもの」(砂糖もドーパミン発生装置)がやたら欲しくなります。
後述しますが、日々強いドーパミンに脳が恒常的にさらされていると、ドーパミン受容体が不足し、ちょっとしたこと(通常ドーパミンは、コツコツと成し遂げた達成感などで発生する)では、ドーパミン受容体と結合しません。
ドーパミンは、ドーパミンとドーパミン受容体の結合で快楽(やる気など)を感じるのですが、ドーパミン受容体が不足すると、ドーパミン自体の量り増やさないと、快楽を感じにくくなります。そのため、さらなる強い刺激を求めます。ただその強い刺激も、すぐに耐性ができるので、さらなる上の強い刺激でドーパミンを活性化させ、少なくなった受容体と結合させようとして、快楽のさらなる上へと、どんどん悪循環となっていきます。。
アルコールを断つと、それまでのドーパミンの量が一気に減り、加えて、ドーパミン受容体も減少(アルコールやタバコ、麻薬、ギャンブルなどの短期間でドーパミン誘発するもの恒常的に取り入れると、最終的にドーパミン受容体は不足する)しているので、精神的には恐らく「うつ状態」(無気力、ネガティブ、身体がだるい、やる気の欠乏)と同じ症状だと思います。多くの場合、このきつい精神状態から脱したくて再飲酒してしまうと思うのですが、私はこのことを予習していたので、このタイミングで新しいこと(趣味やビジネスなど)に挑戦することにしました。
その一つがバイクです。
こういった別の楽しいことや、新しい挑戦を通して別の角度からドーパミンを出し、それと断酒をセットで行わないと、ドーパミン欠乏期(「壁期」)を乗り越えるのは難しいように思います。断酒継続のポイントは、いかにこの「壁期」を戦略的に乗り越えていけるかだと個人的に思います。
「適応期」も続く、飲酒欲求
200日をすぎれば、「壁期」は超えるみたいなことを言う断酒系YouTuberや、ブロクなども散見するのですが、200日を超えてからも飲酒欲求が下火になる気配はありませんでした。。
朝起きると突然、酒を飲みたくなるので、本当に異常です。。精神的にもずっと、低空飛行のような状態です。
ただ、それも300日近くなると、飲酒欲求は時々、訪れるものの、突き上げる欲求の勢いが鈍くなります。
壁期は、まさに、鋭角なナイフで飲酒欲求を突き上げてきますが、適応期も終盤になると、スプーンぐらいの感じです。。
ドーパミンの欲求から離れてみる。
今回の断酒で、改めてわかったことは、自分は「ドーパミンの奴隷」だったということです。
要するに、自分の思考や、理性、趣向ではなく、脳内物質のドーパミンに人生が支配されていたということをよく理解できました(情けない。)。
アルコールを飲むと、ドーパミンが大量に発生します。しかし本当に、ほしいのは、アルコールではなく、このドーパミンです。
甘いものや、ポルノ、SNS、タバコ、ギャンブルからでも短絡的なドーパミンは発生するのですが、アルコールの場合、他とは別で、制限が効かなくなります。甘いものを食べ続けることはできませんが、お酒は3時間も4時間も飲み続ける事ができます。たとえ前日、飲み続けても、日がくれるとまた飲みたくなるのがアルコールの特徴です。そのため、アルコールは他のものとは比べられないぐらい、強烈なドーパミンを恒常的に発生していることになります。
短期間で大量のドーパミンは、脳の回路を破壊するだけでなく、すぐに耐性ができるため、まるでネズミの回し車のように、
終わりのない、もっと強いドーパミンを探し、最後には、自分で、脳も身体も破壊して終わるように思います。。
もっと、もっと、もっと上の快楽を血眼になりながら探しているような内面が当たり前となり、精神が消耗していきます。
現代人の多くは、私も含めて「幸福=快楽(強いドーパミン)」となっているように思います。。
しかし、「快楽(強いドーパミン)の行き着く果は、一生休まることのない「魂」のように思います。
短絡的に発生させるドーパミン徹底的に、距離を置くことが、精神衛生上最も良い戦略だと強く思わされました。
-書評/論評