Amazon Primeビデオで、「シチズンフォースノーデンの暴露」と「スノーデン」を連続で観ました。
最近、Amazon Primeビデオにハマっており、ついつい深夜まで、映画を観てしまいました。。それが「シチズンフォースノーデンの暴露」と「スノーデン」です。これもまた、結論から言いますが正直、腰を抜かしました。まさに、『ジョージ・オーウェルの1984』の世界が、2018年に実現したというような感じです。
Amazon Primeビデオはこちら
『1984』とは、ジョージ・オーウェルが書いたSF小説です。内容は、ビッグブラザーが国民を監視する社会を描いています。要するに、政府に反抗できない社会というのが将来的に到来するとジョージ・オーウェルは予見しましたが、それがまさに現実となりました。
今回の映画ですが、『シチズンフォー』は、スノーデンが暴露までの数日間をドキュメンターとして描き、『スノーデン』はそのドキュメンターの映画をベースに、さらに数年単位で、且つ政府の内情をスノーデンの告白から実話に基づいて描いています。この2つの映画は別々ですが、ストーリー的につながっています。
こっちもはっきり書きますが、最近テレビをつけたり、ネット動画では、「中国脅威論」とか、「嫌韓」とか、東アジアの隣国を敵対視する動きがよく見受けます。しかしこの映画をみたら、最大の脅威は「米国」以外考えられないと思います。確かに、中国の覇権的な動きは、地政学的にも脅威ですが、そんなレベルをはるかに超える米国の恐ろしさをこの映画は描写しています。
「スノーデン」のおすすめの見方。
本当に、何も考えずに、適当に観ただけですが、たまたま良い順番でみることができました。
まずは、「シチズンフォースノーデンの暴露」から観られることをオススメします。これはまだPrime会員だとタダです。
シチズンフォースノーデンの暴露(字幕)
スノーデンが暴露するまでの数日間のドキュメンタリーです。彼が内部気密を暴露するまでの数日(恐らく4日程度)の内容で、実名の記者もそこにはいます。その後で、「スノーデン」を見ると、まさに、立体的に、シチズンフォーで述べていたスノーデンの暴露が理解できていきます。
スノーデン(監督オリバー・ストーン)
次は『ワールド・トレード・センター』や『ブッシュ』などの作品で有名なオリバー・ストーン監督の『スノーデン』(もう、Primeマークは消えていました。)です。この映画の中で、スノーデンは2年間横田基地に滞在していました。彼曰く、米国との同盟が破棄した時の備えのため、米国は日本のインフラ(発電所・ダム・電気・銀行その他のインフラ全て)にマルウェアを仕込んでおり、いつでも日本のインフラを破壊及び停止させることができるということを暴露していました。YouTubeでたまたま、オリバー・ストーン監督のインタビューがあったのでそちらを貼っておきます。
もう、全ての個人情報は盗まれている。
スノーデン曰く、米国の情報機関は、Facebook, Google, Microsoft, Appleなどのサービスにも侵入し個人情報を好きな時に盗めます。そして全てのメールや電話を監視・盗聴することができます。また、iPhoneなどのカメラがあれば、どこからでも、盗撮をすることもできます。
「本当かよ?」と思うことを、CIAだったスノーデンは実際に職務として実施していたとのことです。
米国は、世界中の全ての個人情報も、簡単に取得できるようになっています。中国脅威論も確かに一理ありますが、米国との付き合い方を今後、どうしていくのかの方が遥かに重要なテーマのように思えました。
こんな人にオススメ
- ドキュメンター映画が好きな人。
- 最近、テレビをつければ、韓国と中国の悪口ばかりで、なんかおかしいなぁと違和感をもった人。
- オリバー・ストーンの映画が好きな人。
ITサービス 書評/論評
『シチズンフォー』と『スノーデン』を観たら正直、この世界はすでにビッグブラザーに監視されてたことに愕然とした。
投稿日:
Amazon Primeビデオで、「シチズンフォースノーデンの暴露」と「スノーデン」を連続で観ました。
最近、Amazon Primeビデオにハマっており、ついつい深夜まで、映画を観てしまいました。。それが「シチズンフォースノーデンの暴露」と「スノーデン」です。これもまた、結論から言いますが正直、腰を抜かしました。まさに、『ジョージ・オーウェルの1984』の世界が、2018年に実現したというような感じです。
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『1984』とは、ジョージ・オーウェルが書いたSF小説です。内容は、ビッグブラザーが国民を監視する社会を描いています。要するに、政府に反抗できない社会というのが将来的に到来するとジョージ・オーウェルは予見しましたが、それがまさに現実となりました。
今回の映画ですが、『シチズンフォー』は、スノーデンが暴露までの数日間をドキュメンターとして描き、『スノーデン』はそのドキュメンターの映画をベースに、さらに数年単位で、且つ政府の内情をスノーデンの告白から実話に基づいて描いています。この2つの映画は別々ですが、ストーリー的につながっています。
こっちもはっきり書きますが、最近テレビをつけたり、ネット動画では、「中国脅威論」とか、「嫌韓」とか、東アジアの隣国を敵対視する動きがよく見受けます。しかしこの映画をみたら、最大の脅威は「米国」以外考えられないと思います。確かに、中国の覇権的な動きは、地政学的にも脅威ですが、そんなレベルをはるかに超える米国の恐ろしさをこの映画は描写しています。
「スノーデン」のおすすめの見方。
本当に、何も考えずに、適当に観ただけですが、たまたま良い順番でみることができました。
まずは、「シチズンフォースノーデンの暴露」から観られることをオススメします。これはまだPrime会員だとタダです。
シチズンフォースノーデンの暴露(字幕)
スノーデンが暴露するまでの数日間のドキュメンタリーです。彼が内部気密を暴露するまでの数日(恐らく4日程度)の内容で、実名の記者もそこにはいます。その後で、「スノーデン」を見ると、まさに、立体的に、シチズンフォーで述べていたスノーデンの暴露が理解できていきます。
スノーデン(監督オリバー・ストーン)
次は『ワールド・トレード・センター』や『ブッシュ』などの作品で有名なオリバー・ストーン監督の『スノーデン』(もう、Primeマークは消えていました。)です。この映画の中で、スノーデンは2年間横田基地に滞在していました。彼曰く、米国との同盟が破棄した時の備えのため、米国は日本のインフラ(発電所・ダム・電気・銀行その他のインフラ全て)にマルウェアを仕込んでおり、いつでも日本のインフラを破壊及び停止させることができるということを暴露していました。YouTubeでたまたま、オリバー・ストーン監督のインタビューがあったのでそちらを貼っておきます。
もう、全ての個人情報は盗まれている。
スノーデン曰く、米国の情報機関は、Facebook, Google, Microsoft, Appleなどのサービスにも侵入し個人情報を好きな時に盗めます。そして全てのメールや電話を監視・盗聴することができます。また、iPhoneなどのカメラがあれば、どこからでも、盗撮をすることもできます。
「本当かよ?」と思うことを、CIAだったスノーデンは実際に職務として実施していたとのことです。
米国は、世界中の全ての個人情報も、簡単に取得できるようになっています。中国脅威論も確かに一理ありますが、米国との付き合い方を今後、どうしていくのかの方が遥かに重要なテーマのように思えました。
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