令和になっても「団塊の世代」の価値観のまま。
コロナウィルスが猛威を奮っています。このブログも、今年の年末に再び読み返したら、「『コロナウィルス』ってあったよね」的な思い出で終わっているかは、定かではありませんが、現状のニュースを見る限り、収束の目処は立っていません。。
そんなこんなで、学校が閉鎖したり、事務所ではなく、自宅で仕事(リモートワーク)にしたりと、人が極力、集まることを避けるようになってきました。。
多分、もう「カンの良い人」は気付いていると思うんですが、「学校って必要?」「事務所なくても仕事できるんじゃない」。
そう、クラウドだ、5Gだ、スマートフォンだ、AIだ、IOTだ、とカタカナ英語で気取ってみせても、やっていることは結局、満員電車に揺られて会社に行くスタイルを、ずっと繰り返していただけでした。
要するに、日本って働き方、生き方はなーんも、変わってないんですね。。ずっと、「団塊の世代」が、やってきたことを、「団塊の世代」が引退した今でも、繰り返していて、まったく価値観がアップデートされていない、というのが露呈されました。
事務所でネットだったら、「自宅でネット」でいいんじゃないが通じない社会。
大量の人間が、同じ場所に住み、しかも同じ時間に、一斉に移動したら、そりゃ毎日、PLの花火の帰りの「南海電車」みたい(関西在住の人にだけわかればいいです)になるのは、当たり前にわかるのに、まったく変えてこなかった。
それでいて、そんな苦労して事務所に着いても今の仕事は、ほとんどがネット。「それだったら、自宅でよくない?」っていうのが通じないんですね。。
テクノロジーが進化しても、働き方は、90年代から止まったままの日本。
加えて、価値観も結局は、「東京信仰」が根強いんですね。。。
日本が例えば4LDKだったら、日本人は「リビング」だけで生活しているような状態。
コロナウィルスの感染者が最初に見つかったのは奈良と大阪でした。しかし結局、人が多い東京都内に国内の感染源は移り、政府がどんだけ集まるなと言っても、東京都内だと人がいない場所がない状態です。
少子高齢化で、日本人が少なくなる中でも、東京への移住者は増加しています。
背景には、やはり「テレビ局」の存在が大きいように思います。YouTube旋風の今でも結局、戦後日本人の価値観を作ったのは「テレビ局」です。どのキー局も、当たり前のように東京都内のマニアックな情報(「南海電車」の件は関西圏以外の人だったら違和感があるけど、東京都内のマニア情報だと全国で許される)ばかりで東京圏外の日本人には、なかなか関連性を見出すことができません。そのテレビの影響を受けた、どの時代の若い人達が、東京へと吸い寄せられているように思います。
今の日本という国が例えば4LDKだったとしたら、そこの住人は、小さなリビングだけですし詰めになって生活しているような状態です。
「コロナウィルス問題」を契機に、そろそろこの戦後の価値観を変えてみてはと個人的に思いこのブログを書いてみました。
日本人が価値観を変えた方がよい4つのこと
個人的に思う、日本人が見直した方が良いと思う価値観を書いてみたいと思います。
- 首都の移転
- 学校でのオンライン教育の実施
- 対面以外の仕事(営業含む)の方法を模索
- 通勤・通学をやめる
首都の移転
いきなりデカイ話からですが、これは結構、重要なテーマだと思います。90年代に一度、首都移転の構想が持ち上がりましたが、30年経過した今、その議論するありません。。
どの国でも、経済都市(ニューヨーク)と政治都市(ワシントンDC)は別れています。明治維新の時ですら、経済都市は大阪、政治都市は東京と区分していたものの、令和の今では、政治も経済も東京の一極集中です。
首都直下型の地震や、富士山の噴火や、北朝鮮のミサイルやら、今回のコロナウィルス問題においても、一極集中している日本では東京を抑えられれば、それだけで機能不全です。
加えて、経済的に発展していない、日本海側に首都を移転するだけでも、「東京オリンピック」以上の経済効果があるんじゃないでしょうか。
なんで、政治家はこういう議論を本気でしないんだろう。。
学校での「オンライン教育」の実施
次は、学校教育なんですが、今回のコロナウィルスで北海道は、全面学校閉鎖みたいですが、授業は実施するんでしょうか?
中国では、学級閉鎖でも、オンラインで授業を実施ているみたいです。日本の教育機関ってそういうインフラ整っているのかな??
依然、「学級(クラス)信仰」(コミュニケーションスキルの土台は集団生活ではない)みたいなのが根強くありますが、国内の産業(内需)の中心はサービス業で、労働集約的な産業(製造業)はほぼ海外です。。
労働が情報化している今、みんなで同じ場所に集まらなければならない必要性は、もうそこまで強くないはずです。。
それに、21世紀になっても根強い「いじめ」や登校拒否の問題も一気に解消できます。
オンラインにすれば授業の再現性もあるため、教えることが上手な先生だけを採用できるはずなので、無駄なコストも浮くように思います。
あと、知識の習得には、リアル授業よりも、オンライン授業の方が格段に親和性が高いです(実際にビジネスをやっています)。
対面以外の仕事(営業含む)の方法を模索
会わないと仕事ができない、という状態は、これだけネットのインフラが整った今、かなり贅沢な環境だと認識した方がよいように思います。
それは事務所内の会議であっても、顧客先であっても、同じことのように思います。
以前のように「会うこと」以外の選択肢が、労働になかった場合、相対的に比較できませんが、現在のようなネットインフラが安く(通信コスト安や無料の通話アプリケーションなど)なり、
労働が情報化された今、会って仕事するのは非常にコスト高(事務所の地代家賃、交通費、移動時間など)だと思います。
顔を実際に見ないと仕事ができないというのは今の時代「コミュニケーションスキルが低いです」と同義語だと思います。
通勤・通学をやめる
僕自身、2019年下旬から完全に通勤をやめました。事務所は、自宅から歩いて3分の所に移転しました。
すると、朝はかなりゆっくりできるので、ストレスが減りました。そして、無駄な出費(電車や、外食など)が減りました。
刺激がない人生に思われるかもしれませんが、事業をやっているだけで、ストレスは常にかかっている状態なので、これ以上、無駄なストレスは排除したいという
思いから決断したのですが、これが本当に精神衛生上、良い状況です。
恐らく、この「コロナウィルス問題」で、大企業でもリモートワークの結果、多くの方がどれだけ、通勤に負荷がかかっていたのか、再認識されるように思います。
もし、それで業務に支障をきたさないようなら、「わざわざ通勤する意味ある?」って思えれば、日本も変わるように思います。
いかがでしたでしょうか?
まぁ、思ったことをざっくり書いていみました。
こんな人にオススメ
- 違う価値観で生きてみたいと思う人。
- 田舎で暮らしていて、東京どうよ、って思う人
- 仕事はがんばるけど、その仕事周辺はもっと効率的にやりたい人
- 会ってまで話したい人は、そんなに多くないのになぁと思っている人
書評/論評
「コロナウィルス問題」で露呈、日本人の「生き方・働き方」は「団塊の世代」がやってきたことをずっと繰り返してただけ。
更新日:
令和になっても「団塊の世代」の価値観のまま。
コロナウィルスが猛威を奮っています。このブログも、今年の年末に再び読み返したら、「『コロナウィルス』ってあったよね」的な思い出で終わっているかは、定かではありませんが、現状のニュースを見る限り、収束の目処は立っていません。。
そんなこんなで、学校が閉鎖したり、事務所ではなく、自宅で仕事(リモートワーク)にしたりと、人が極力、集まることを避けるようになってきました。。
多分、もう「カンの良い人」は気付いていると思うんですが、「学校って必要?」「事務所なくても仕事できるんじゃない」。
そう、クラウドだ、5Gだ、スマートフォンだ、AIだ、IOTだ、とカタカナ英語で気取ってみせても、やっていることは結局、満員電車に揺られて会社に行くスタイルを、ずっと繰り返していただけでした。
要するに、日本って働き方、生き方はなーんも、変わってないんですね。。ずっと、「団塊の世代」が、やってきたことを、「団塊の世代」が引退した今でも、繰り返していて、まったく価値観がアップデートされていない、というのが露呈されました。
事務所でネットだったら、「自宅でネット」でいいんじゃないが通じない社会。
大量の人間が、同じ場所に住み、しかも同じ時間に、一斉に移動したら、そりゃ毎日、PLの花火の帰りの「南海電車」みたい(関西在住の人にだけわかればいいです)になるのは、当たり前にわかるのに、まったく変えてこなかった。
それでいて、そんな苦労して事務所に着いても今の仕事は、ほとんどがネット。「それだったら、自宅でよくない?」っていうのが通じないんですね。。
テクノロジーが進化しても、働き方は、90年代から止まったままの日本。
加えて、価値観も結局は、「東京信仰」が根強いんですね。。。
日本が例えば4LDKだったら、日本人は「リビング」だけで生活しているような状態。
コロナウィルスの感染者が最初に見つかったのは奈良と大阪でした。しかし結局、人が多い東京都内に国内の感染源は移り、政府がどんだけ集まるなと言っても、東京都内だと人がいない場所がない状態です。
少子高齢化で、日本人が少なくなる中でも、東京への移住者は増加しています。
背景には、やはり「テレビ局」の存在が大きいように思います。YouTube旋風の今でも結局、戦後日本人の価値観を作ったのは「テレビ局」です。どのキー局も、当たり前のように東京都内のマニアックな情報(「南海電車」の件は関西圏以外の人だったら違和感があるけど、東京都内のマニア情報だと全国で許される)ばかりで東京圏外の日本人には、なかなか関連性を見出すことができません。そのテレビの影響を受けた、どの時代の若い人達が、東京へと吸い寄せられているように思います。
今の日本という国が例えば4LDKだったとしたら、そこの住人は、小さなリビングだけですし詰めになって生活しているような状態です。
「コロナウィルス問題」を契機に、そろそろこの戦後の価値観を変えてみてはと個人的に思いこのブログを書いてみました。
日本人が価値観を変えた方がよい4つのこと
個人的に思う、日本人が見直した方が良いと思う価値観を書いてみたいと思います。
首都の移転
いきなりデカイ話からですが、これは結構、重要なテーマだと思います。90年代に一度、首都移転の構想が持ち上がりましたが、30年経過した今、その議論するありません。。
どの国でも、経済都市(ニューヨーク)と政治都市(ワシントンDC)は別れています。明治維新の時ですら、経済都市は大阪、政治都市は東京と区分していたものの、令和の今では、政治も経済も東京の一極集中です。
首都直下型の地震や、富士山の噴火や、北朝鮮のミサイルやら、今回のコロナウィルス問題においても、一極集中している日本では東京を抑えられれば、それだけで機能不全です。
加えて、経済的に発展していない、日本海側に首都を移転するだけでも、「東京オリンピック」以上の経済効果があるんじゃないでしょうか。
なんで、政治家はこういう議論を本気でしないんだろう。。
学校での「オンライン教育」の実施
次は、学校教育なんですが、今回のコロナウィルスで北海道は、全面学校閉鎖みたいですが、授業は実施するんでしょうか?
中国では、学級閉鎖でも、オンラインで授業を実施ているみたいです。日本の教育機関ってそういうインフラ整っているのかな??
依然、「学級(クラス)信仰」(コミュニケーションスキルの土台は集団生活ではない)みたいなのが根強くありますが、国内の産業(内需)の中心はサービス業で、労働集約的な産業(製造業)はほぼ海外です。。
労働が情報化している今、みんなで同じ場所に集まらなければならない必要性は、もうそこまで強くないはずです。。
それに、21世紀になっても根強い「いじめ」や登校拒否の問題も一気に解消できます。
オンラインにすれば授業の再現性もあるため、教えることが上手な先生だけを採用できるはずなので、無駄なコストも浮くように思います。
あと、知識の習得には、リアル授業よりも、オンライン授業の方が格段に親和性が高いです(実際にビジネスをやっています)。
対面以外の仕事(営業含む)の方法を模索
会わないと仕事ができない、という状態は、これだけネットのインフラが整った今、かなり贅沢な環境だと認識した方がよいように思います。
それは事務所内の会議であっても、顧客先であっても、同じことのように思います。
以前のように「会うこと」以外の選択肢が、労働になかった場合、相対的に比較できませんが、現在のようなネットインフラが安く(通信コスト安や無料の通話アプリケーションなど)なり、
労働が情報化された今、会って仕事するのは非常にコスト高(事務所の地代家賃、交通費、移動時間など)だと思います。
顔を実際に見ないと仕事ができないというのは今の時代「コミュニケーションスキルが低いです」と同義語だと思います。
通勤・通学をやめる
僕自身、2019年下旬から完全に通勤をやめました。事務所は、自宅から歩いて3分の所に移転しました。
すると、朝はかなりゆっくりできるので、ストレスが減りました。そして、無駄な出費(電車や、外食など)が減りました。
刺激がない人生に思われるかもしれませんが、事業をやっているだけで、ストレスは常にかかっている状態なので、これ以上、無駄なストレスは排除したいという
思いから決断したのですが、これが本当に精神衛生上、良い状況です。
恐らく、この「コロナウィルス問題」で、大企業でもリモートワークの結果、多くの方がどれだけ、通勤に負荷がかかっていたのか、再認識されるように思います。
もし、それで業務に支障をきたさないようなら、「わざわざ通勤する意味ある?」って思えれば、日本も変わるように思います。
いかがでしたでしょうか?
まぁ、思ったことをざっくり書いていみました。
こんな人にオススメ
-書評/論評
-covid-19